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離島留学選考面接を終えて

 

「聴くって大切だなぁ」

 

来年度の離島留学生を選考する面接が終わり、

昨年に引き続き面接官という立場で関わらせていただいた私、ハウスマスターの大石が感じたことです。

 

ハウスマスターの職場は誰かの生活空間なので、周りにいる人たちは基本脱力状態。

したがって日常の中で、人や事柄の内面に触れるようなコミュニケーションをする機会が多く、

個人的には「ありのまま」がひとつのキーワードだと思っています。

すごくすごく深みのあるお仕事です。

 

そして面接に関しても、様々な角度からアプローチするものの

選考する側が知りたいことはただ一つ、あなたは何者ですか?ということだと思います。

実際のところ「何者」の中に様々な要素が含まれてはいるはずですが、

どこか寮での日常会話と重なり、今回「聴く」という行為について考え直す良い機会になりました。

 

興味をもつ、相槌を打つ、質問をする

 

今以上に大切にしていきたいです。

 

 

4か月後には、じんぶん館6期生が卒業し、9期生が仲間入りします。

すでにワクワクしており、ふと私がハウスマスターに応募したときのことを思い出しました。

面接で話した思いや目標なども割と記憶にあるのですが、考えが変わったなぁと思う部分もあります。

 

ですが変化の材料は間違いなくハウスマスターとしての経験と学びで、変わるべくして変わっているはずです。

変化を知る、そして受け入れることも大切にしていきたいですね。

 

 

2021年も残りわずか。

今年もオンラインという言葉をたくさん使いました。

これを当たり前の選択肢として得られたことはすごく大きな変化だと感じます。

そして使いこなすと同時に、オフラインと正しく使い分けることで可能性はもっと広がるような気もしています。

 

「初めましてはオンライン」の方がほとんどの中、実際に久米島で対面実施できた面接。

当然のことながら、画面越しでは分からないことだらけでした。

 

風・温度・匂い・雰囲気

 

生の久米島でしか感じられないものを纏った言葉たちを聞けた気がして、嬉しくなりました。

 

年末、地元長崎の島に帰省する時には、目を瞑って深呼吸して、久米島との違いを探してみようかと思います。

 

じんぶん館ハウスマスター

大石