マイプロジェクトは、高校生が自分の興味関心についてとことん探究するもので、その発表の場が「マイプロジェクトアワード」です。5000近い応募の中から48チームが選ばれ、全国サミットに挑みました。
「じんぶんファーム」についてはこのブログで何度もご紹介していますが、離島留学生たちが無農薬野菜を栽培し、そのままもしくは加工して販売しているプロジェクトです。活動は決して順風満帆ではなく、たくさんの壁にぶつかり、「マイプロには出たくない」と思ったこともあったそうです。でも、話し合いや優しい大人たちの助けによって乗り越え、こんな大舞台に!本来ならみんなで東京に行けたところですが、コロナ禍のためじんぶん館からオンラインになってしまったのは残念でしたが、沖縄大会以上に素晴らしいサポーター(審査員)の方々からたくさんのお褒めの言葉やアドバイスをいただくことができました。
もっとも褒めていただいたのは、チーム力です。メンバーたちは決して最初から仲良しだったわけではなく、「ゆんたく」を重ねることでお互いの理解を深め尊重し合うことができるようになりました。
「リーダーをおかないってすごいね!」と高校生からも驚きのメッセージをいただきました。
残念ながら、入賞はなりませんでしたが、マイプロアワードに参加する意義は、第一線で活躍するサポーターからアドバイスを受けられること、全国の高校生の学びと出会えることです。また、自分たちの活動を発表することで活動の意味を考えることができることにも大きな意義があります。ぜひこれを機会にさらに学びを深めて欲しいし、学ぶ楽しさを同級生や後輩たちに伝えて欲しいと思います。
サポーターの若新雄純氏は振り返りの中で「これまで勉強は頭でするものと考えられていたけど、マイプロをやる中で、心の大切さがクローズアップされている。心は練習を重ねることでよくなるというものではないが、これからは素晴らしい心を持つことが重要になる」と述べていました。素晴らしい心を持っている久米島高校のみなさん、その心を惜しまず学びに生かしてください。
机の上の勉強だけが勉強ではありません。学校の外で心と体を使って大いに学びましょう!