2月4日(金)
令和2年度「まちづくりプロジェクト」最終発表が行われました。
今年の「まちづくりプロジェクト」はこれまでと異なる点がたくさんあります。
まず、
これまでは、1年生から2年生にかけて探究し2年生の夏に最終発表していましたが、今年度から1年生の2月に最終発表となりました。今年はコロナ禍による休校もあり短い準備期間でがんばりました。
また、
これまでは、体育館に全校生徒と島の中学から3年生及び先生方、町長、教育長、久米島公立病院院長や事前学習でお世話になった方々など、島の皆さまをお招きしていましたが、今年はそれもコロナで断念。視聴覚室での発表を校内LANで各教室に配信する形で行いました。
今年の入賞チームは、
3位「住みやすい久米島へ!呼び込み大作戦」
移住体験ツアーを行い、久米島をよく知って頂いてから移住者をふやそうというプロジェクト。
高校生目線でのリーフレットはぜひ使ってほしいと思いました。島暮らしコンシェルジュの方々に何度もお話を伺って、zoomによる移住体験に参加してみるなど、積極的な探究が評価されました。
2位「清掃、そこからはじまる活性化」
高齢化が進む久米島では、台風後など家の周辺や庭畑などの片付けも大変で、荒れ放題の土地も問題になっています。島の方々が本当に困っているのかアンケートをとって実態を把握し、登録制人材バンクで清掃を行う方法を提案しました。困っている家庭が多いようなので、役場の環境保全課などと一緒に実現できるといいですね。
1位「小さな袋に大きな幸せプロジェクト」
島のお土産人気NO.1の「みそクッキー」一度でも食べたことのある方は、この素晴らしいおいしさをご存じと思いますが、地味すぎるパッケージからこんなにおいしいとは思わなかったという感想も多く聞きます。
島の小学生からパッケージのイラストを募集。現在の袋にシールで貼るという方法でパッケージデザインの改良を提案しました。
製造販売元の島福様にもすでに許可をとり、小学校での募集ボックスも設置されています。夏の観光シーズンには実際に期間限定パッケージのみそクッキーが販売されそうです。これは手に入れないと!
そのほかにも、
赤土の流出を防いで海を守るためにヒマワリ畑を作るプロジェクト
特産車エビの宣伝に歌とダンスを披露したチーム
しまことばを残すために、朝学習の時間に方言を学ぼうという提案
などなど、さまざまな発表がありました。
ぜひぜひ、この発表を「最終」にせず「探究」を続けてほしいと思います。学びは教室だけでするものではありません。学校の外に出てどんどん自分たちの学びを広げ深めましょう!