久米島は沖縄本島の西約100キロに位置する離島。「球美の島」と呼ばれ、琉球列島の中でも最も美しい島のひとつと称されてきました。
東洋一の美しさと呼び声の高いハテの浜や日本渚100選にも選ばれたことのあるイーフビーチ、ラムサール湿地条約に登録された森林など、豊かな自然を有する美しい島です。
久米島高校はそんな自然豊かな久米島にある唯一の高校。今年度で創立76周年を迎える伝統と歴史のある学校で、一学年園芸科1クラス、普通科2クラスの2学科で構成をされています。
アドミッション・ポリシー(入学者の受入に関する方針)
1. 基礎・基本を重視した学習に前向きに取り組み、「向上無限」の精神で何事にも主体的に取り 組む生徒。
2.地域の現状や課題に対し、他者と連携・協働しその解決に当たり、地域の活性化や起業に取り 組もうとする生徒。
3.本校での学びを通して、規範意識を高めると共に「思考力・判断力・表現力」を育もうとする生 徒。
農業は久米島の基幹産業。その未来を担う人材を育成をすること、農業を通じた人格的成長をすることを目標にしています。
園芸科の授業は実習中心。栽培や加工に関する知識と技術の習得以外にも、農業機械、生物活用、植物バイオテクノロジーについても楽しく学ぶことが出来ます。
空港前にフラワーアートを作っています。
平成30年度より、園芸科ではより高度な専門知識と技術を身に着けるために、コース制度を取っています。2年次から『食糧栽培コース』と『栽培加工コース』の二つに分かれて実習を行います。
食糧栽培コースでは、一般的な野菜や果樹、高品質作物の栽培を学び、販売まで行います。
6次産業を支える生徒をそだてるべく、栽培・飼育から加工・販売まで一体的に行います。
過去7年間の園芸科卒業生の進路決定率の平均は88%!
例年、県内有数の高い進学決定率を誇ります。
【過去7年間の園芸科の進路先内訳】
2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | |
大学 | 1人 | 2人 | 1人 | 1人 | 1人 | 1人 | 2人 |
専門学校 | 7人 | 10人 | 13人 | 10人 | 3人 | 9人 | 5人 |
就職 | 14人 | 11人 | 9人 | 6人 | 13人 | 8人 | 9人 |
決定率 | 85% | 87% | 100% | 74% | 74% | 100% | 100% |
久米島高校園芸科では就職に備えて様々な資格獲得のサポートをしています。資格試験に合格した場合は、受験料全額を助成!
在学中にぜひいろいろな資格取得を目指してチャレンジをしてください。
【資格取得実績】
普通科には、大学、就職、専門学校、多様な進路先を希望する生徒が在籍しています。彼らのニーズに応えるために習熟度別授業『BIAプラン』を実施。生徒の進路選択を支援する様々な取り組みを行っています。
様々な学力層の生徒に対応するために、久米島高校では習熟度別授業を国語・数学・英語で行っています。
国公立大学、難関私立大学などを目指す生徒向けのクラス。1学年10名前後がAクラスに所属しており、少人数の細やかな指導を行っております。毎日7時30分からの早朝講座や各種講座、模擬試験など、勉強に集中できる環境で志望大学への進学を目指します。
大学や専門学校への進学や就職の両方を視野に入れた生徒向けのクラス。一人ひとりの進度に合わせた指導で基礎学力の向上を目指します。
進路指導部、就職支援員とHR担任が連携し、進路選びから決定までを徹底的にサポートしています。進路講話や課外講座などを定期的に実施しています。
久米島高校は、地域に根差した学校運営を目指し、様々な取り組みを行っています。
ハーリーは、毎年旧暦の5月4日に海神祭として行われています。
爬竜船を漕いで、豊漁祈願と航海安全を願う地域にとっては大切な伝統行事です。
久米島では3箇所の集落で開催されますが、全校生徒がそれぞれの集落に分かれて参加し、地域の方と交流し、例年盛り上げています。
このような伝統行事は他にもあり、参加できることもあります。
毎年10月下旬ごろに開催される久米島マラソン。これを校内マラソンの位置づけで、生徒全員が参加します。
5km、10km、ハーフのいずれかを選択できるのですが、例年、多くの生徒がハーフマラソンにチャレンジしています。
意外と普段歩くことが少ない島内ですが、この機会に地域の意外な面を知ったり、触れたりするので、きっと楽しめます。
毎年11月中旬ごろ開催されます。
園芸科の授業の一環です。生徒が育てた花や熱帯植物、野菜の苗や加工品などを地域の方に販売します。
例年、大盛況なので、生徒も張り切って取り組んでいます。
地域産業の担い手としても期待が大きい園芸科の生徒は、島内のイベントに参加したり、島内各所で花を装飾したりと、地域に出ることもしばしばあります。
普通科では、地域の課題を知り、そして学び、その解決策を考える探究型授業
『まちづくりプロジェクト』を実施しています。
地域の方を講師に招き、接点を作り、調査や中間発表などにも協力いただきながら、自分たちが暮らす町のことを学ぶ貴重な機会となります。
「伝統」「産業」「教育」などさまざまなテーマから探究していくものを決め、グループごとに解決策を生み出し、その案を発表します。高校生ならではのユニークな発想と表現で、例年盛り上がっています。最優秀/優秀チームは表彰もされます。
沖縄県や外務省、民間企業の支援による様々な留学プログラムに久米島高校の生徒は、積極的に応募しています。
いずれも選考倍率は高いものですが、毎年生徒が海外研修に参加しています。
【令和4年度の海外研修派遣実績】
久米島高校は進路多様校。大学進学、専門学校、就職、様々な進路を選ぶ生徒が在籍しています。
【令和3年度の進学先割合】
※進路先未定者の中には、進学を希望している浪人生も含まれます。
【国公立大学】
【私立大学】
【専門学校】
【就職】