2期卒業生(2015年度入学)小野哲生


離島留学2期卒業生(2015年入学)、久米島高校園芸科に入学し、現在は北九州市立大学地域創生学群に所属。

久米島高校に入ろうと思った理由は?

東京で説明会をに参加した時に、「面白そう」と思って、帰った夜に決めました。どこかに行って生活をするのが楽しそうだなって。先輩の話を聞いて安心感もあったし。あとは、親元を離れたかったのもありますね。

入る前に不安に感じていたことは?

ありきたりですが、友達出来るかな?っていうところですかね。でも、思ったより、すんなり輪の中に入れたと思います。

 

実は久米島に来てすぐ、埼玉に彼女ができた関係で、1年目は積極的に周りの友達と関わっていかなかったんです。それでもクラスの友達はそれを良しとしてくれて。変にはじくわけでもなく、変に干渉するわけではなく上手く引き込んでくれて。

 

学校は、毎日が楽しかったですね。みんな個性あふれていて、教室にいるだけで普通に面白かったし、毎日ワクワクしてた。まあ持久走がある日はつらかったけど。。。

寮生活はどうでしたか?

寮も楽しかったかな。ワンラブフェスタのイベントに屋台を出したり、寮長を務めたり、夢中になってやっていて、得たものもいっぱいありました。

※ワンラブフェスタ・・・久米島で毎年1回開かれるレゲエのイベント。

 

ただ、寮でも最初は変なキャラだったんです。ミーティングしているときにイヤホンをしているようなやつでした。それでも、先輩や同級生が積極的に輪に引き入れようとしてくれて。

例えばBBQをしたときに、俺は嫌がってたけど参加させてくれたりして、だんだん寮生になじめてきたんですね。

そのタイミングで、ハウスマスターがワンラブフェスタに出店するリーダーの話を持ち掛けてくれて、その経験をしてから、自分で考えて作っていくのが楽しいなと思うようになりました。

 

イベントは本当に何も分からなくて大変だったんだけど、寮生の団結力は高まったし、頑張ってやったらいい達成感があるっていうのを学んだのは一番大きかったですね。

この経験があったから、寮長もやってみよう、と思えましたね。

3年間で得たものはなんですか?

今の自分そのもの。人と接する姿勢も変わったかな。ちゃんと対話しようって。自分についても話したいし、相手のことも聞きたいし。

あとは、一つ一つの経験から学ぼうとするようになったと思います。大学に入って精神的に落ち込んだこともあったのですが、その経験から何かを学ぼうするようになったと思います。だいぶポジティブになったかな。

試行錯誤をしながら前を向くパワーを、自分で沸かせられる様になったと思います。

離島留学を考えている人に伝えたいことは?

ここで生活する上では、やるべきことを考えてちゃんとやるっていうことが大切だと思います。学校の中でも、寮の中でも。

島ではいろんな人が自分たちのことを見ているし、そうじゃないとうまくやっていけないから。

 

また、同級生とは違う場所に行き、そこで自分なりに考えて時間を過ごすことで、他にはない価値が作れます。こういった経験は 高校卒業後の進学や就職においても有利に働くんじゃないかと思います。あとは、楽しいことを望むのであれば来てみれば!っていう感じ。

良い高校行って、良い大学行って、というのとは違う面白さがあるし、人生は豊かになるんじゃないかなと。自分への肯定感もあがったし、選んでよかったなと思っています。