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離島留学生インタビューその4

インタビュー4人目、クールに見えて内側に熱いものを秘めている裕紀人。

彼には、応援したいと思わせる才能を感じます。

 

・出身、学年、学科、名前を教えてください。

→千葉出身、2年普通科の裕紀人です。

 

・久米島に来る前どんな人だった?

→小中学生の頃、家でも学校でも誰かに頼ってばっかりの人でした。

自分で「これやりたい」とかじゃなくて、親が言ったことをやる人だった。

 

・久米島を知ったきっかけは?

→中2の後半くらいにお父さんに教えてもらって知った。

 

・離島留学を知ったときどう思った?

→友達いないのがだいぶきついなと思ったから、最初は行きたくなかった。

でも一旦冷静になって考えてみて、誰も知らないところだったらそれはそれでいいのかもって思った。中学校は小学校から一緒の人もいたから、小学校時代のおれのことを知ってる人もいたけど、何も知らない人たちの中だったらもう一回チャレンジ出来るかもって思った。そこから久米高のブログとかも見てて、単純に面白そうだなって思った。

 

・決め手は?

→体験入寮とオープンスクールの時に初めて来島できて、そこで気持ちが固まった。

 

・体験入寮どうだった?

→先輩のフラットな感じがいいなって思った。

先輩後輩をきっちり分け過ぎないところがいいなというか、友達っぽい先輩という関係がいいなって。

 

・受験までに頑張ったことは?

→面接は要点まとめはしたけど、喋る練習はあんまりした記憶がない。

なんとなく落ちない気はしてたけど、結果見た時は「よっしゃー!」ってなった。

でも心の中では「まぁ、でしょうね」っていう感じもあった。

レベルが分からなかったから筆記試験の方が心配だった。

 

・久米高進学が決まった時、周りの反応はどうだった?

→一番仲いい友達は「受かってくれて嬉しいけど離れるのは悲しい」って言ってくれた。その人の存在があるから少し悩んだのもあったけど、今考えるとこっちきてよかったなって思う。

今その友達は部活漬けの毎日でなかなか会えないから、そんなんだった沖縄まで友達の範囲広げられた方がいいかなって。

 

・いまその友達とはたまに遊んでるの?

→帰省したら必ず会ってますよ。

 

・高校生活どんな?

→部活(バレーボール部)が楽しいです。

 

・久米高、全員でバレーする機会多いよね?

→平等かつみんなができるからじゃないですか?

おれも球技大会でバレーに目覚めて部活に入ったっていうのもあるし、正直球技大会で活躍したいから部活も頑張ってる笑

 

・寮生活どんな?

→3年生と一緒にいる時が一番楽しいです、おれの中では3年生の存在が大きすぎます。

来年度は受験勉強に打ち込みたい気持ちがあって、でも最後だから島の子ともっと仲良くなりたい。

 

・新しい友達?今の友達ともっと深く?

→おれは狭く深くだから、今の友達ともっと仲良くなりたい。

広く浅くだったらこっち帰ってきたときに遊びたいって思われなくなりそう。

中学時代は習い事が忙しくて、誘いはほとんど断ってたからそうなりたくない。

 

・じんぶん館の強みって何だと思う?

→自分で考える力はつくと思います。

洗濯とかご飯とか勉強とか自分で判断しなきゃいけない場面が多いから、そういう力は前よりはついてると思います。少しだとは思うけど。

 

・島だなぁって思う瞬間ある?

→全体的にのんびりしてるところ。

街灯もあまりなくて星が綺麗なところ。

人に対しての軽蔑がないのが良い。都会だと軽蔑の目で見られるようなことも、笑って見てくれるのが温かい。めんどくさいからおれはいいよっていうのがあまりなくて島らしいというか、団結してる感じがする。

 

・今までで幸せだった瞬間は?

→自分が馬鹿なことやったりドジったりしたときに人が笑ってくれた時。

笑顔になってくれたら「おれってここにいていいんだ」って思える。

自分の存在意義を感じられるから、その時が一番幸せ。

 

・久米島に来て何か変わった?

→状況把握力と、ちょっと自分で考える力が身に付いたかもしれないです。

寮の同部屋の人とかで顔色悪い人とかいたら、乗り気なテンションじゃないからテンション高く話しかけるのはやめようかなってなる。遊びに混ざりたいなって思う時も、勉強しなきゃだからここはこらえて勉強しなきゃってなる。

 

・将来どんな自分でありたい?

→いい家族をつくるのが最終的な目標。

 

・いい家族とは?

→子どもがやりたいことできたり、本音で話し合える家族。

 

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