久米島は沖縄本島の西約100キロに位置する離島。「球美の島」と呼ばれ、琉球列島の中でも最も美しい島のひとつと称されてきました。
東洋一の美しさと呼び声の高いハテの浜や日本渚100選にも選ばれたことのあるイーフビーチ、ラムサール湿地条約に登録された森林など、豊かな自然を有する美しい島です。
久米島高校はそんな自然豊かな久米島にある唯一の高校。今年度で創立72年を迎える伝統と歴史のある学校で、一学年園芸科1クラス、普通科2クラスの2学科で構成をされています。
学年 | 園芸科 | 普通科 | 学年の人数 |
1年 | 17人 | 42人 | 59人 |
2年 | 18人 | 45人 | 63 人 |
3年 | 23人 | 51人 | 74人 |
合計 | 68人 | 128人 | 196人 |
※上記の人数に大平特別支援学校久米島分校の生徒11名を加えた人数が総生徒数になります。
農業は久米島の基幹産業。その未来を担う人材を育成をすること、農業を通じた人格的成長をすることを目標にしています。
園芸科の授業は実習中心。栽培や加工に関する知識と技術の習得以外にも、農業機械、生物活用、植物バイオテクノロジーについても楽しく学ぶことが出来ます。
空港前にフラワーアートを作っています。
平成30年度より、園芸科ではより高度な専門知識と技術を身に着けるために、コース制度を取っています。2年次から『食糧栽培コース』と『栽培加工コース』の二つに分かれて実習を行います。
食糧栽培コースでは、一般的な野菜や果樹、高品質作物の栽培を学び、販売まで行います。
6次産業を支える生徒をそだてるべく、栽培・飼育から加工・販売まで一体的に行います。
過去7年間の園芸科卒業生の進路決定率の平均は90%!
例年、県内有数の高い進学決定率を誇ります。
【過去7年間の園芸科の進路先内訳】
2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | |
大学 | 1人 | 0人 | 3人 | 1人 | 2人 | 1人 | 1人 |
専門学校 | 9人 | 4人 | 10人 | 7人 | 10人 | 13人 | 10人 |
就職 | 9人 | 8人 | 8人 | 14人 | 11人 | 9人 | 6人 |
決定率 | 100% | 100% | 87% | 85% | 87% | 100% | 74% |
久米島高校園芸科では就職に備えて様々な資格獲得のサポートをしています。資格試験に合格した場合は、受験料全額を助成!
在学中にぜひいろいろな資格取得を目指してチャレンジをしてください。
【資格取得実績】
普通科には、大学、就職、専門学校、多様な進路先を希望する生徒が在籍しています。彼らのニーズに応えるために習熟度別授業『BIAプラン』を実施。生徒の進路選択を支援する様々な取り組みを行っています。
様々な学力層の生徒に対応するために、久米島高校では習熟度別授業を国語・数学・英語で行っています。
国公立大学、難関私立大学などを目指す生徒向けのクラス。1学年10名前後がAクラスに所属しており、少人数の細やかな指導を行っております。毎日7時30分からの早朝講座や各種講座、模擬試験など、勉強に集中できる環境で志望大学への進学を目指します。
大学や専門学校への進学や就職の両方を視野に入れた生徒向けのクラス。一人一人の進度に合わせた指導で基礎学力の向上を目指します。
進路指導部、就職支援員とHR担任が連携し、進路選びから決定までを徹底的にサポートしています。進路講話や課外講座などを定期的に実施しています。
久米島高校は、地域に根差した学校運営を目指し、様々な取り組みを行っています。
爬竜船で競争をし航海安全を願う沖縄の伝統行事、ハーリー。久米島では、毎年旧暦の6月27日に開催されますが、全校生徒がこのハーリーに参加し、行事を盛り上げています。
毎年10月の第3日曜日に開催される久米島マラソン。久米高生全員が参加します。
5km、10km、ハーフのいずれかを選択することが可能。体力に自信のある人はハーフマラソンにチャレンジしてみてください。
毎年、多くの生徒がハーフマラソンにチャレンジしています。
毎年10月、11月ごろ、『園芸祭』を開催。久米島高校の園芸科の生徒が育てた花や熱帯植物、野菜の苗などを販売!
朝11時から開催にも関わらず、9時から並んでいる島民もいるほど、毎回大盛況を博しています。
久米島高校普通科では、地域の課題を学び、その解決策を考える探求型授業『まちづくりプロジェクト』を実施しています。
考えた解決策は町長を含めた住民に発表。優秀チームには表彰もなされます。
昨年度は、『久米島の伝統工芸品、久米島紬を使ったスマートフォンケース』を考案した生徒に優秀賞が授与されました。
毎年8月、選抜で選ばれた3名の生徒を3週間、姉妹都市提携を結んでいるハワイに派遣しています。費用の9割を町が負担。約5万ほどの負担で留学に参加することが出来ます。
現地での滞在は、高校生のお子さんを持つご家庭でホームステイ。語学力を身に着けながら、かけがえのない友人を海外に作るチャンスです!ぜひチャレンジしてみてください。
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その他、沖縄県や民間企業の支援による留学プログラムに久米島高校の生徒は積極的にチャレンジしています。どれも応募倍率は高いものですが、毎年多くの生徒が海外研修に参加しています。
【平成29年度の海外研修実績】
久米島高校は進路多様校。大学進学、専門学校、就職、様々な進路を選ぶ生徒が在籍しています。
【2018年の進学先割合】
※進路先未定者の中には、進学を希望している浪人生も含まれます。
【国公立大学】
【私立大学】
【専門学校】
【就職】